アンテオケに行ってきました【昼】

※ゲームのネタバレがあります
 未プレイの方は見ないほうが良いです

7月の大阪公演に行かれる方は絶対見ないで下さい
 何も知らないで行ったほうが100倍良いです







2017年8月、とあるゲーム音楽のオーケストラコンサートへ行った時に
Undertaleの楽曲も何曲か演奏されていました
当時はタイトルと、どうやら最近人気らしい、という程度の知識しか無く
プログラムも手元に無かったので
正確には演奏中に何のゲームの曲なのかもわかっていませんでした

が、曲が良かった

すっごい良かった

時が流れて今年の1月からUndertaleの実況動画を始めてみたら
まぁ、曲が良いわけ
それだけじゃなく、ストーリーも最高に良い

わかった上でもう一度オーケストラで聴きたい・・・!

という念願叶いまして、MUSICエンジン様のコンサート
昼公演と夜公演、両方行ってきました!!


MUSICエンジン様といえば、去年幻想水滸伝2のコンサートを
2回も開催してくださった団体で
ゲームをしっかり理解して
そのゲームのファンしか作れないような
素晴らしい構成と演奏で
ゲームを再現してくれるオーケストラでして
もう、MUSICエンジン様なら絶対最高と
行く前から信頼しきっていましたが

いやー、最高だったー!
最高でしたー!!!!!


私も記憶が曖昧なので違っている部分あると思いますが
覚えてる限りで書いていきますね

あとプログラムには日本語と英語で書いてあるけど
個人的に曲名は英語の方が馴染み深いので
英語で書きますね


Once Upon a Time
ゲームのオープニング、何回聴いたかわからないこの曲
ゲームではピコピコ音ですが、オーケストラでは
クラリネット(ベース音)とピアノ(メロディ)で静かに始まりました
その後にコンマスのヴァイオリンソロが既に卑怯
Ruins
ピアノだけの前奏がまさにゲームそのままでヤバイ
Anticipation、マネキンと対話してそのままの流れで
Enemy Approaching
これもゲームでは電子音の印象が強かったので
オーケストラでどうなるのかと思ったら
ものっすごい迫力だった
弦楽器とドラムと、音圧が凄かった
でもちゃんと雰囲気は原曲のままで、それがまた凄くて

Homeはギターではなくピアノで
ピアノ版もまた良き・・・
この次にDeterminationを持ってきたのは
何故だろう?
誰に倒されてゲームオーバーになったのだろう
なんて考えるのも楽しいです
Heartache
1番最初に何もわからない状態で
トリエルを殺してしまった事が未だにトラウマになっているので
まさに日本語訳の"心の痛み"を感じながら聴いていました
静かになったあと、またグアッて盛り上がる時の弦楽器の迫力が鳥肌
のあとに、Fallen Downがくるんです
サントラではRuinsの前にあるこの曲がここにある意味
つまり、トリエルを殺さなかったって事なんですよね
良かった・・・良かった・・・・・

金管楽器のマウスピースでブーブークッションを鳴らしてsans.
カウベルが大変良い
Nyeh Heh Heh!、最初オーボエコンマスでメロディやってて
すっげぇ優雅で笑ってしまったw
Snowyが流れる、またNyeh Heh Heh!が流れる
Snowdin Townが流れる、またNyeh Heh Heh!が流れる
この感じが、何度も何度もパピルスがパズルを仕掛けてくる
あのゲームの流れ通りで、こういう既プレイには堪らない演出がもう!
(しかも段々演奏がちょっとずつ豪華になってた気がする)
そしてまさかShopもあるとは思わなかった
脳裏に思い浮かぶ、腕組み仁王立ち逆光のウサギ・・・
満を持してBonetrousle
途中のハイハットだけの部分が最高でした
最後の音はグロッケンだけってのがまた可愛らしくて良かった

Waterfall、この曲、ここまで力入れてやります!?て位
すごい良かった・・・こんなオケ映えする曲だったのか
グロッケンとビブラフォンで始まるんだけど
ビブラフォンがワンワンと響いていて
あの幻想的な、もの悲しい洞窟が目の前に広がりました
続いてQuiet Water、引き続きビブラフォンのターン
ガラッと変わってUndyne、ヴァイオリンの伴奏?
こう、クレッシェンドかかるやつ、が再現度すごかった
突然会場に鳴り響く槍が投げられたSE、そして見つかったSE
からのRun!
これー!この演出!!SEも入れてくれてありがとう!!!
背筋が凍った最初の思い出が一気に蘇りました
2階席だったので少しわかりづらかったんですが
SEが鳴るちょっと前に会場の照明もやや明るくなった気がした
アンダインと会う場面て、ライティングが工夫されてたから
もしかしたらそこも再現されていたのかもしれない
Memoryもグロッケンとビブラフォンで幻想的に響いてました
NGAHHH!!はもう、これは絶対オケ映えすると思っていた!!
弦楽器がメロディで管楽器とかが頭にジャンってやってた気がする
その後のピアノとスネアの部分がまた最高
サントラと違ってShe's Playing Pianoが挟まったあとに
Spear of Justice、うわああああああ
前奏の盛り上がりやっばかった
さっきと違って管楽器もメロディやってた気がする
ティンパニとかの迫力も凄かった
途中静かになるところでクラリネットファゴットがメロディやってたの
最高オブ最高でした
転調して、メロディは変わらないけど徐々に楽器が増えていって
バスドラも加わって、コレがまたアンダインが最後力の限りに
槍を投げているようで迫力があって
グアアアって盛り上がって、前半が終わりましたなんだこれ最高か

幕間の話はプログラムに載ってないので反転しておきますね
↓↓↓
休憩中にも楽しませてくれるのがMUSICエンジン様のよいところ!
弦楽器の方々だけ出てきて何が始まるのかと思ったら
まさかのいぬじんじゃ
厳かー!めっちゃ厳かー!!w
PS版やってないと何の曲だかわからないような
コアなとこ攻めてきてくれましたそういうとこ大好きです
からの、ラジカセ追加で聴けるアレも!
休憩中だったので客席からも笑いが漏れて大満足でした
↑↑↑

後半はAlphysからスタート
チューバとホルンのブンチャッチャッていう掛け合いに
オーボエとミュートトランペットでメロディを乗せて
すごいとぼけた雰囲気なんだけど
そのあとはストリングスがメロディやって凄い綺麗で
この曲をじっくり聴いた事ってそういえば無かったかも
Pルートをやった後だと後半のメロディとかに
彼女の過去のアレが思い出されますね・・・
It's Showtime!メタトンの時間だああああああああ
Metal Crusherの前奏はチェロのソロだったんですけど
そういう弾き方があるのか、ザラザラとしたような
ほんとに電子音のように聞こえてゾクッとした
後半で小さく入ってる高い音も
ヴァイオリンで再現されててスゲーってなった
Spider Dance、これは冒頭に書いたオーケストラで
唯一聴いた記憶がある曲でした
(多分良いなぁと思ったのこの曲だったんだろうなぁ程度だけど)
最初はピッコロとピアノでコロコロと始まり
ヴァイオリンやチェロやフルートや、メロディが転々としながら
段々盛り上がる前奏、すっごい良かった
規則的に動くコンバスやチェロの弦の動きに
マフェットの統率された蜘蛛の動きをなんとなく思い出すなどしました

ここで金管楽器が退場
元々トランペットは1人、トロンボーンは0人と
後半開始時点で少なかったのに、まさかの全退場にビックリ
そのあと、どのタイミングで金管楽器
戻ってきたのかは忘れてしまった

ピアノがキラキラ響いて始まるCORE
あとからシンセサイザーであの電子音も入ってきて
私としてはもうソワソワしてしまうわけ
最初に曲目を見ない派なので次に演奏される曲はわからない
けど、繋げるとしたらこの次でしょ、ね、やっぱりね!
Death by Glamour
私が、1番、好きな、曲!
1番、オーケストラで、聴きたかった、曲!

ピアノとドラムセットのバスドラだけのあのお馴染みの前奏!!
メロディがストリングスなのでこれまた大変華麗!
裏打ちで入る高い音(好きな部分)もフルートとかでちゃんと再現されてる!
あの動くベースラインをコンバスとかでやってるから忙しそう
曲が切り替わる前のブレイクからのシンバルがまた思い切り叩いててカッコイイ
1回両手で2枚のシンバル同時に叩いてたの、迫力凄くて最高だったな・・・
最後の機械音の早いやつは無くて原曲とちょっと違う終わり方でした
(ここでお客さん拍手フライングしちゃったのがちょっと残念)
For the Fansオーボエとピアノでしっとり

Undertaleは、やっぱりアコギじゃなきゃね
ここからギターが加わったのですが、きこりさんだったんですね
ポケモンメドレーとか何回もループして観てました・・・!
アコギにコンバスとチェロが加わって、ピアノが加わって
途中のフルートソロがまた凄い良くて・・・
静かな中に力強さを感じるこの曲、本当に好きです


ふしぎなひかりが あたりにみちる
バリアごしに うすあかりがみえる
たびはついに おわりをむかえる…
ケツイが みなぎった

Bergentrückung
この曲をやってくれてありがとうございます・・・!
個人的に、この曲含めてのアズゴア戦だと思っているので
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コンバスと弦楽器で
重厚に奏でられて思わず目に涙が浮かびました
ASGORE
いや、もうヤバイじゃないですか、ね
語彙力も一緒に破壊されますよね
グアッて盛り上がるところの音圧が凄いんですよね
シンバルもめっちゃビシャーンて鳴るわけ
それだけ響かせて盛り上がってからの
ピアノソロですからそりゃもう駄目
思わず目を閉じて聞き入ってしまいました
ループ前のティンパニは絶対カッコイイと思っていた!
ガン見しました、凄い良かった
アズゴアと戦ったということは、コレNルートなんですよね
つまりまだ終わらないわけで
Your Best Nightmare
不穏で不気味な前奏のあと、パタリと演奏がやんで
ホールいっぱいに響き渡るフラウィーの笑い声
ちゃんとビーという警告音が鳴ったあとに
曲調が軽くなって
切り替わる時に、アレはなんていう楽器だろう・・・
遠い客席からはサンドペーパーみたいに見えましたが
とにかく何かを擦って
ザー
というノイズ音もしっかり再現されてるんです
Nルート1回しかやってないけど、鮮明に脳内に映像が浮かびます
ピアノだけになってFinale
このピアノも最高に好きなんだー!うわあああ
曲は似てるけど、続けて聴くとこの2曲全然雰囲気違いますよね
An Ending
Nルートが終わりました
サンズが話してるね・・・

まだ終わりません
Here We Are
真実のラボに行った、ということはここからPルートです
その前にAlphysをちゃんと聴いたから気付いたけど
この曲ってアレンジだったんですね・・・うっわ・・・
Amalgam、ゲームでやってるときは
ビジュアルの強烈さに震えて
音楽どころじゃなかったんですが
これもカッコイイ曲です
不気味さがしっかり再現されてた、凄かった

Small Shock、こんな短い曲もやってくれるんだ
Fallen Down(Reprise)、この曲の後半聴いた時に
あー、Undertaleやって良かった、オケ来られて良かった
ってしみじみ思ってまた泣きそうになりました
Don't Give Up、デクレッシェンドかかってるタンバリンの
再現度がバッチリでした
あれ凄い難しそう・・・

Hopes and Dreams
いやもう前奏でダメじゃんねー!!!うわああん!
この曲はエレキギターも入ってまた再現度が凄いの!
キラキラしたグロッケンがまた綺麗で・・・
そのままSAVE the Worldいくじゃないすかー!もー!
静かになったあとに入るドラムのフィルインが最の高
ガラッと変わってHis Theme
散々他の曲で使われている旋律だけど、聴くタイミングで
全然印象が変わるのも既プレイならではですよね
本当にやってから行って良かった

Reunitesは個人的にめっちゃ聴きました
世界まわって(多分)全員に話を聞きに行った時に
ずっと流れてたので・・・
みんなと話をしてから、Respite
ピアノでしっとりした後に、Bring It In,Guys!
この神エンディングもやっぱやってくれますよね!!
メタトンのとこでまたうわあってなってた
続いてLast Goodbye
最後思い切り盛り上がって
演奏者全員で全力の音を出しきったあとに
しっとりとピアノで終わって

ハッピーエンドです
凄い、凄い良かった


夜公演の話はまた後日
(夜公演は諸事情によりここまでの熱量はありません)
良いゴールデンウィークの締めになりました
そして、Undertaleやって良かったなぁって
オーケストラでまた聴けて良かったなぁって
最高に幸せな気分になりました


で、アンコールがあったんですね
アンコールの内容は大阪公演終わるまで
公に出来ないのですが
多分忘れてしまうので
自分の記録の為に反転で書きますから
行く人は絶対見ないで下さい
環境によっては反転されないかもだから
アウトな人はすぐ戻ってください

勿論、この内容をどこかに書き込むのもやめてください
コメントとかでも書かないで、よろしくお願いしますね












アンコールの話
↓↓↓
Menu(Full)、やってくれたんです
Pルートが終わりましたから
いや、Menuはやらないんだなぁって思ってたんですよね最初
したらここに持ってくるなんて流石!
と思っていたら、バスドラとタムで
一気に不穏な空気になり
その流れにトリエル戦のワンフレーズ
そしてパピルス戦のワンフレーズが演奏されて
ピアノでBattle Against a True Heroの前奏が始まったんです

つまりどういうことかって
Pルート終わったからGルートが始まってしまったんです
トリエルとパピルスは・・・ほら、すぐ殺しちゃうじゃない・・・
だからワンフレーズだけ・・・・・
前奏が始まった瞬間、客席からも思わず
うわぁ・・・というような声が漏れていました
曲の良さもあるけど、多分ここで全員が
Gルートに入ったことを察したんだと思う・・・
ハイハットがずっと16分で刻んでてかっこよかった
静かになったとこの、あれはなんだ、鈴?ジングルベル?が
また綺麗で、からのトランペットがー・・・!

そのままPower of"NEO"
きた、この流れ、この流れつまり、このあとにくるのは

MEGALOVANIA

きた
親の声より聴いたこの電子音の前奏がシンセサイザーで奏でられて
ストリングスが入って、ギターとかもいて

いや、すみません正直あんま覚えてないんです

つい最近サンズ戦をやったばかりなので
89回殺された、あの先の見えない絶望の3日間が蘇って
何としてもプレイヤーの心を折ろうと死闘を繰り広げるサンズを思い出して
涙が止まらなかったのです
ボロッボロ泣いてしまった
前が見えないどころの騒ぎじゃなかった
涙を拭うこともできず、顎からボタボタ垂れてた
あんまり苦労したのでもう暫く聴きたくないと思ってたんですけど
なんか、違う、この曲に関しては
好きとかトラウマとかそういうレベルじゃないなって思いました

Gルートが終わりました
風の音とともに場内の照明が薄暗くなり
演奏者が礼もしないままそっと退場をし始めました
一部のお客さんがここで拍手をしてしまったけれど
殆どのお客さんはただただ見守っていたので
その拍手もすぐに止み、風の音だけが暗い会場に響きました
残ったのはコンマスハイハットの2人だけ
照明は薄暗く落とされたまま

暫く経って風の音がやみました
薄暗い中で楽器をかまえて、ヴァイオリンとハイハットだけで

Start Menu

うわ・・・・そういうことする・・・・・・
Undertaleは破壊されてしまった
タマシイを差し出して全てをリセットしたから
この曲が流れるんですよね
先にコンマスが退場して、叩き続けてたハイハット
スティックを置いて退場して
ステージには誰もいないし、照明も薄暗いままだし
お客さんは誰も拍手しない
暫くの静寂の後に客席の照明がそっとついて
終演のアナウンスが流れたのですが
アナウンスが聞こえないほどの拍手喝采でした

オーケストラコンサートで、Nルート、Pルート、そしてGルートを
見事再現させてみせたこの構成
あまりに凄すぎた
そして、拍手が起こらなかったあの静寂が作られたのは
ここに集まった人たちがちゃんとUndertaleを好きで
Gルートまでやって(もしくは観て、かもしれない)
しっかり理解しているからこそなんだなと思うと
なんだかこの場にいられることが凄く嬉しくて
ちゃんと3ルートやって良かったって心底思いました
↑↑↑